「徳川慶喜って、結局、江戸幕府を終わらせた『逃げ腰』の将軍でしょ?」
「どうして優秀な小栗忠順をクビにしてしまったの?」
2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』で、主人公・小栗忠順の「最後の壁」として立ちはだかるのが、15代将軍・徳川慶喜です。
小栗を抜擢したのが「最高の上司」井伊直弼なら、小栗を切り捨てたのは「孤独な天才」徳川慶喜でした。
今回は、日本史上もっとも頭が良かったとも言われる「最後の大将軍」の正体を、わかりやすく紐解きます!
徳川慶喜(とくがわ よしのぶ)とは?【簡単プロフィール】
慶喜は、歴代将軍の中でも群を抜いて「キャラが濃い」人物です。
- 名前: 徳川 慶喜(とくがわ よしのぶ)
- 生没年: 天保8年(1837年)〜 大正2年(1913年)享年76歳
- 身分: 水戸徳川家出身 → 一橋家当主 → 第15代征夷大将軍
- ニックネーム: 「家康の再来」(若き日の評価)、「豚一様(ぶたいちさま)」(豚肉が好きだったから)
誰もが認めた「ハイスペックすぎる」天才
慶喜は、子供の頃から「この子は天才だ」と周囲を驚かせていました。
学問も武芸も完璧。あまりの優秀さに、幕府がピンチになった時、「この人しか日本を救えない!」と満を持して将軍になった、いわば「幕府最後の切り札」だったのです。
徳川慶喜は何をした人?【3つの歴史的功績】
「幕府を滅ぼした人」というイメージが強いですが、実は彼がいたからこそ、今の日本があると言っても過言ではありません。
功績① 前代未聞の「大政奉還」を断行!
最大の功績は、政権を朝廷(天皇)に返した「大政奉還」です。
「このまま戦っても日本がボロボロになるだけだ。一度、幕府という看板を下ろして、新しいルールで国を作り直そう」という、徳川のプライドを捨てた究極の合理的な判断でした。
功績② 幕府のシステムを「フランス式」に改造
実は、慶喜は非常に新しいもの好き。
小栗忠順と協力して、軍隊や政治の仕組みをフランス式にアップデートしようとしました。
小栗の才能を誰よりも理解し、共に「強い幕府」を作ろうとしたパートナーでもあったのです。
功績③ 無駄な流血を避けた「決断」
最後は新政府軍に江戸城を明け渡し、自身は隠居しました。
もし慶喜が最後まで徹底的に戦うことを選んでいたら、日本はバラバラになり、外国の植民地になっていたかもしれません。
【決別】なぜ慶喜は、天才・小栗忠順を罷免(クビ)にしたのか?
ここが、大河ドラマ『逆賊の幕臣』最大の悲劇であり、注目ポイントです。
絶大な信頼関係にあったはずの二人は、なぜ決別したのでしょうか。
- 小栗の主張: 最新兵器で新政府軍を迎え撃ちましょう!絶対に勝てます!(徹底抗戦)
- 慶喜の決断: もう戦ってはいけない。徳川が身を引くことで、日本を一つにまとめるんだ(恭順・降伏)
慶喜は小栗の作戦が「勝てる作戦」だとわかっていました。
しかし、「勝ってしまったら、また古い幕府が続いてしまう。それでは日本は変われない」と考えたのです。
天才すぎる二人が、「日本の未来」を思うがゆえに、正反対の答えを出してしまった。
その結果、慶喜は泣く泣く小栗をクビにする道を選んだのです。
慶喜を支えた、もう一人の理解者「勝海舟」
慶喜が小栗をクビにし、孤独になった後に交渉を任せたのが勝海舟です。
小栗が「最後まで幕府のために戦おうとした忠臣」なら、勝は「幕府をソフトランディング(平和裏に終了)させた実務家」でした。
慶喜はこの二人を使い分け、最終的に「日本を滅ぼさない道」を選んだのです。
徳川慶喜の生き様がわかる【名言】
「名こそ惜しけれ(なこそおしけれ)」
「名誉こそが大切だ」という意味です。
慶喜は晩年、多くの批判を浴びました。
「部下を見捨てて逃げた」と言われることもありました。
しかし、彼は「自分がどう評価されるかより、日本という国がどうなるかの方が大事だ」と、あえて多くを語らず、カメラや自転車などの趣味に没頭して過ごしました。
2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』での注目ポイント
- 天才同士の共鳴: 小栗と慶喜が、最新の技術で国を変えようとワクワクしながら語り合う前半戦。
- 決別の瞬間: 慶喜が小栗に罷免を言い渡すシーン。冷徹に見える慶喜の瞳の奥に、どんな葛藤があるのか。
- 最後の大将軍の孤独: 誰にも理解されないまま、歴史の悪役を引き受けて去っていく慶喜の切なさ。
まとめ:徳川慶喜は「幕末の幕を引いた」孤独なプロデューサー
いかがでしたでしょうか。
徳川慶喜は、決して「逃げた将軍」ではありませんでした。
- 小栗忠順と共に、幕府の近代化を進めた最高のパートナー。
- 日本が内戦で滅びないよう、あえて「負ける」決断をした天才。
- 小栗をクビにしたのは、新時代へ日本を進めるための苦渋の選択。
小栗忠順の悲劇的な最期を知る上で、慶喜のこの「孤独な決断」を知っておくと、大河ドラマの深みが一気に増しますよ!
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